2018.11.18

アジアのアーティストによるレクチャー・パフォーマンスを軸に。YCAMで開催の「呼吸する地図たち」展で、日本を読み解きなおす

演出家・リサーチャーのマーク・テをゲストキュレーターに迎えた展覧会「呼吸する地図」が、山口情報芸術センター[YCAM]で開催。12週にわたるレクチャーやレクチャー・パフォーマンス、インスタレーションなど様々なプログラムを実施する。会期は12月15日〜2019年3月3日。

ホー・ルイアン アジア・ザ・アンミラキュラス 
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 山口情報芸術センター[YCAM]は、マレーシアを拠点に活動する演出家・リサーチャーのマーク・テをゲストキュレーターに迎え、国際交流基金アジアセンターと共同主催のもと展覧会「呼吸する地図」を開催する。

 本展のテーマは、アジアと密接に関わり、近代特有の空間概念や共同体意識を生み出す装置として機能してきた「地図」。地図と地図のあいだにある社会の変容を読み解き、「生きた地理的身体」を探求するべく、東南アジアと日本のアーティストやリサーチャーが自らの視点から日本を読み解きなおす。

チ・トゥー カット・グラス・ピース(草を刈る作品) Photo by Sakiko Yamaoka

 軸となるのは、アーティストが自分の言葉で語るレクチャーやレクチャー・パフォーマンス。12週にわたり、アーティストだけでなくリサーチャー、キュレーターなどがイベントを開催するほか、インスタレーション作品やドキュメント映像も展示される。

 日本からは、演出家の高山明がリサーチ・ワークショップを、劇作家の西尾佳織がレクチャー・パフォーマンスを開催。また、チ・トゥー「カット・グラス・ピース(草を刈る作品)」、オクイ・ララ「通訳を手伝ってくれませんか?」などのパフォーマンス、やんツーらによる通期展示作品も発表される。

やんツー Urbanized Typeface

 そのほか、イルワン・アーメット&ティタ・サリナ、カルロス・セルドラン、ファリッシュ・ヌール、ジャネット・ピレイ、ヴァンディ・ラッタナー、ホー・ルイアン、小原真史、志賀理江子+清水チナツ+長崎由幹、古市保子、3がつ11にちをわすれないためにセンター(せんだいメディアテーク)の展覧会「記録と想起・イメージの家を歩く」より小森はるか+瀬尾夏美/鈴尾啓太/藤井光が参加。

 アーティストやリサーチャーたちが独自の視点でリサーチを行い、新たな地図を描き出すことを目指す本展。毎週行われるイベントで、アジアの様々な場所から聞こえてくる声に耳を傾けたい。