日本全国の「美術の授業」を一望する展覧会が東京藝術大学で開催。芸術文化の活性化をねらう

今日の日本の美術教育を紹介する展覧会「美術の授業ってなんだろう?」が、上野の東京藝術大学で開催される。本展では、特別支援学校を含む幼稚園から大学までの美術の授業を作品・パネル・動画で展示。アーティストや教育関係者と問題意識を共有する機会となるだろう。会期は10月2日〜21日。

展示風景

 幼稚園から大学まで美術教育の流れを体感する展覧会「美術の授業ってなんだろう?」が、上野の東京藝術大学で開催される。

 本展の母体となる「全国美術・教育リサーチプロジェクト2018」では、全国の特別支援学校を含めた幼稚園から大学までの「美術の授業」の特色ある内容をリサーチ。授業そのものの多様性を通じて、美術/芸術における教育現場の理解を深め、広く美術教育・芸術文化の活性化につなげることを試みる。

 今回、同プロジェクトの一環として開催される本展では、そのリサーチ結果をパネルや映像、実作品などで展示。加えて、特別支援学校を対象とした三菱地所による「キラキラっとアートプロジェクト」のドキュメント、上野文化の杜のアートプログラム「スタチュー写生大会」の様子、東京藝術大学美術学部の各学科の授業などが紹介される。

 日本全国の美術教育を一望できる本展は、アーティストや教育関係者と問題意識を共有し、未来の芸術のための議論を高めるきっかけとなることを目指す。

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編集部

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