幼稚園から大学まで美術教育の流れを体感する展覧会「美術の授業ってなんだろう?」が、上野の東京藝術大学で開催される。
本展の母体となる「全国美術・教育リサーチプロジェクト2018」では、全国の特別支援学校を含めた幼稚園から大学までの「美術の授業」の特色ある内容をリサーチ。授業そのものの多様性を通じて、美術/芸術における教育現場の理解を深め、広く美術教育・芸術文化の活性化につなげることを試みる。
今回、同プロジェクトの一環として開催される本展では、そのリサーチ結果をパネルや映像、実作品などで展示。加えて、特別支援学校を対象とした三菱地所による「キラキラっとアートプロジェクト」のドキュメント、上野文化の杜のアートプログラム「スタチュー写生大会」の様子、東京藝術大学美術学部の各学科の授業などが紹介される。
日本全国の美術教育を一望できる本展は、アーティストや教育関係者と問題意識を共有し、未来の芸術のための議論を高めるきっかけとなることを目指す。