没後50年にあたる今年、国内外で大規模展が行われている画家・藤田嗣治(1886〜1968)。その藤田が描いた天井画が、迎賓館赤坂離宮で特別展示されている。
この天井画は、6点1組としてフランスの各地方を描いたもの。もともとは銀座にあった洋菓子店「コロンバン」のために描かれた作品で、1974年に迎賓館へと寄贈された。
昨年の8月に初めて一度に展示され、大きな話題となったこの展示。没後50年の節目に「没後50年 藤田嗣治展」(東京都美術館)とともにチェックしてほしい。
なお、この特別展示にあわせ、普段は一般公開されていない西玄関も特別公開。さらに、8月25日と26日には公開時間を20時まで延長し、本館のライトアップも実施する。日本唯一のネオ・バロック様式による宮殿建築物である迎賓館。展示だけでなく建築そのものも楽しみたい。