チェンバリスト・大塚直哉がマンガ家・ヤマザキマリと「ルーヴル美術館展」を考察する。肖像をテーマとした演奏も実施

チェンバリスト・大塚直哉によるレクチャー・コンサート・シリーズ「音楽と美術の幸せな結婚」が、東京・大手町のよみうり大手町ホールで開催される。第2回となる今回は、漫画家/随筆家のヤマザキマリとともに「ルーヴル美術館展」を考察。名画と音楽における「肖像」をめぐるトークが繰り広げられる。大塚による18世紀のフランス音楽の演奏も必聴だ。開催日時は8月6日19:00。

左から大塚直哉、ヤマザキマリ

 東京・大手町のよみうり大手町ホールで開催される「音楽と美術の幸せな結婚」は、「プラド美術館展」「ルーヴル美術館展」「ブリューゲル展」を題材に、東京藝術大学教授でありチェンバリストの大塚直哉が、各回美術に精通するスペシャルゲストを招き、トークと演奏を行うシリーズ企画。

 2回目となる今回は、国立新美術館で開催中の「ルーヴル美術館展」(〜9月3日)のテーマである「肖像」について、トークと演奏が繰り広げられる。ゲストは、古代ローマと現代日本の風呂文化を描いたヒット作『テルマエ・ロマエ』で知られるマンガ家・随筆家のヤマザキマリ。今回のトークは、西洋美術史にも詳しいヤマザキへの「人は人をどのように表現してきたのか」という質問から出発するという。

 また、音楽においても、とくに18世紀フランスのクラヴサン音楽など、特定の人物やギリシャ神話の神の名をタイトルにつけた、まさに「肖像」と言える作品が多数残されている。かたち、線、音で刻まれた数々のポートレートをめぐり、「美術」「音楽」の両面から考えたとき、新しく見えてくるものがあるだろう。展覧会とともに楽しみたい。

編集部

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