2016年に東京・お台場で開催され、大盛況を記録した「DMM.プラネッツ Art by teamLab」をさらに進化させた、チームラボによる超巨大没入空間「チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com」が、東京・豊洲に2年間限定でオープンする。
「DMM.プラネッツ Art by teamLab」は47日間で21万人を動員し、また「CNN STYLE」が「2016年もっとも感動した視覚的瞬間」、「Designboom」が「2016年トップ10アートエキシビジョン」に選ぶなど、国内外で話題となった。
これを進化させたという本展は、総敷地面積10000平米の空間内に、光の宇宙空間が全方位に果てしなく広がる《The Infinite Crystal Universe》、巨大なドーム空間に無数の花が咲き乱れる《Floating in the Falling Universe of Flowers》、実際に水中に入り歩くことができる《人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング - Infinity》、無数の浮遊する光の球体に埋め尽くされた《変容する空間、広がる立体的存在 - 自由浮遊、3色と新しい9色》で構成される。
いずれもチームラボが長年取り組んできた「Body Immersive」というコンセプトのもと、鑑賞者が身体ごと作品に没入し、身体と作品との境界を曖昧にする巨大な「身体的没入空間」の手法を用いた作品だ。
「Body Immersive」とは、「デジタルテクノロジーにおいて作品とそれを媒介するキャンバスが分離し変容すること、もしくは、連動的な振る舞いによる視覚の錯覚によって、鑑賞者を身体ごと作品に没入させることができるのではないか」というチームラボ独自の考え。人間の身体と作品との境界が曖昧になることで、鑑賞者にとって自身と他者との関係や世界への関わり方を再考するきっかけとなるだろう。