「現代の民族衣装」とは何か?
若手デザイナーと繊維企業がパルコミュージアムでコラボレーション

20組の若手デザイナーたちが、日本国内各地の産地工場の協力を得て「現代の民族衣装」を表現する展覧会が開催される。ショップでは衣装制作に使用された布を用いたオリジナルグッズも販売。会期は2018年4月6日〜23日。

「KIRE・KIRE・TEN ―現代の民族衣装―」メインビジュアル

 東京・池袋のパルコミュージアムにて、2018年4月6日〜23日に気鋭の若手ファッション・デザイナーと繊維企業がコラボレーションし、「現代の民族衣装」を表現する展覧会「KIRE・KIRE・TEN ―現代の民族衣装―」が開催される。

KOTONA (山下琴菜)

 この展覧会には、すでに精力的にコレクションを発表しているブランドから、この企画でデビューするという新進ブランドまで総勢20ブランドが参加する。

 デザイナーたちは日本国内の各地に点在する産地工場の協力を得て、布の選定・開発・加工などのプロセスのなかで素材(キレ=布)そのものに深くフォーカス。絞り染め、ニードルパンチ、プリント、横編みなど様々な手法による素材の持ち味を活かし、共通テーマである「現代の民族衣装」を、デザイナーそれぞれの解釈で制作・展示するという内容だ。

HATRA(長見佳祐)

 参加作家は、HATRA(長見佳祐)、KOTONA(山下琴菜)、mikio sakabe(坂部三樹郎、シュエ・ジェンファン)PERMINUTE(半澤慶樹)、RYOTAMURAKAMI(村上亮太)、S0SHIOTSUKI(大月壮士)、ANNA KOJIMA(小嶋杏奈)、ayatsunemi(常見彩耶)、BIRDMAN(シュエ・ジリン)、CHIHARU EGAMI(江上千晴)、Fumiku(林史佳)、HIROKO HASEGAWA(長谷川博子)、LIMTWEA(イム・トゥエ)、maimori(森麻衣)、medetasy(石田萌)、natsucoendo(遠藤夏子)、PITECAN THROPUS(大橋佳奈)、Re:quaL≡(土居賢哲)、Seiran Tsuno(津野青嵐)、渡辺未来(渡辺未来)ら。パリコレクションに参加しているベテランから、20代の若手デザイナーまで幅広いラインナップだ。

mikiosakabe (坂部三樹郎、シュエ・ジェンファン)

 なお、会場内ショップでは、衣装制作に使用された布地で制作したバッグなどの展覧会オリジナルグッズの販売を予定。こちらも要チェックだ。

編集部

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