公益財団法人ポーラ美術振興財団が実施している「若手芸術家の海外研修助成」に採択されたアーティストが作品発表を行う「ポーラ ミュージアム アネックス展」。毎年前後期に分けて開催されており、今回で12回目を迎える。
今回の出展作家は、「目の前にある もの その本来の姿はなにか?」をテーマにドローイングを中心とした制作を行う堀川すなお、錯視の手法を取り入れた三次元的な絵画を制作している牧田愛、「子供の視点と自然回帰への憧憬」をテーマにした立体作品を制作する松橋萌、メキシコなど様々な土地を旅しながら壁画などの作品を手がける岡田杏里の4人。
監修を務めるポーラ美術館館長の木島俊介により「無明と可視」と題された本展。4人それぞれの意識の内奥に潜在する未知=「無明」と、その本質の「可視」化現象としての作品との関係を探る。