2018.2.3

iPhoneやiPadを支持体に描く「光の深淵」。Houxo Queの新作個展が開催

「光」への関心から、蛍光塗料やディスプレイを用いた作品を発表するHouxo Queが、アーツ千代田 3331のGallery OUT of PLACE TOKIOで個展を開催。iPhoneやiPadを支持体に描く新作シリーズを発表する。会期は2018年3月2日〜4月1日。

©Houxo Que
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 Houxo Que(ホウコォ キュウ)は1984年東京都生まれ。グラフィティでの活動をバックグラウンドに、壁画中心に制作活動を開始。「光」に関心を持ち、蛍光塗料とブラックライトを使用したペインティングやインスタレーションなどを発表している。

 2015年には、ディスプレイに直接ペインティングを施した作品《16,777,216view #2》で「第19回文化庁メディア芸術祭」の審査員推薦作品に選出、16年の「GINZA FASHION WEEK」では、松屋銀座のメインヴィジュアルを担当するなど、多様な活動で注目を集めている。

©Houxo Que

 本展で発表する新シリーズ「apple」は、iPhoneやiPadといった、現代人の生活に欠かせないデバイスを支持体とする作品。それらは常にインターネットとつながった状態で展示され、鑑賞者が作品を見ると同時に、「向こう側」からも見られているような状況をつくり出す。まさに、光の「深淵」を覗き込ませるような作品となっている。