「カオス*ラウンジ新芸術祭」が今年も開催! 復興と鎮魂の問いに挑む「市街劇」の集大成
カオス*ラウンジが主催する「カオス*ラウンジ新芸術祭」が、福島県いわき市で今年も開催される。これまでの「市街劇」形式を踏襲しながら、いわき市泉地区の廃仏毀釈運動の歴史をテーマに「復興」について考える。開催期間は12月28日〜2018年1月28日。
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「カオス*ラウンジ新芸術祭」は、寺山修司が考案した「市街劇」をオマージュし、複数会場をツアー形式で巡回する、新しいかたちの芸術祭。舞台となる福島県いわき市の各地を継続的に訪れ、美術史的、民俗学的、社会学的なリサーチを重ね、その成果として2015年から1年に1回、「展覧会」を開催している。
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3回目となる今回は、いわき市南西部の泉地区で開催。幕末〜明治期の「廃仏毀釈」運動の影響がとくに激しかったこの地域では、すべての寺院が打ち壊され、その後復興した寺院もわずか2つにとどまった。
「百五〇年の孤独」と題された本展では、この歴史を廃仏毀釈からの「復興の失敗」ととらえ、現在進行中の東日本大震災からの「復興」の先行事例として考える。震災後における復興や慰霊、鎮魂とは何か、そして現代における芸術や宗教の役割とは何か、という大きな問いに挑む、震災後のカオス*ラウンジの取り組みとしての現時点での集大成となる。
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キュレーション・演出を行うのはカオス*ラウンジ代表の黒瀬陽平。参加アーティストは、荒木佑介、市川ヂュン、井戸博章、今井新、梅沢和木、梅田裕、酒井貴史、鈴木薫、パルコキノシタ、百頭たけし、藤城嘘、柳本悠花、Houxo Que、KOURYOU、SIDE COREほか。
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