地域レビュー(関東):柴山陽生評「柴田敏雄 Water, Land, and Seed」、「つくりかけラボ19 小森はるか+瀬尾夏美|へびと地層 風景から生まれる物語」

ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのコーナー。本記事では、柴山陽生(横浜国立大学)が関東圏(東京を除く)で開催された展覧会のなかから、新たなフェーズへと進んだ柴田敏雄の個展「Water, Land, and Seed」(鎌倉画廊)と、災禍にあった土地の物語をつなぐ小森はるか+瀬尾夏美の「つくりかけラボ19 小森はるか+瀬尾夏美|へびと地層 風景から生まれる物語」(千葉市美術館)の2つを取り上げる。

REVIEW

ヴァレンティノ ガラヴァーニが9名のアーティストと共創。新バッグ「DeVain」が拓く創造性の未来

メゾン ヴァレンティノが、最新アクセサリー《ヴァレンティノ ガラヴァーニ “ドゥ ヴェイン(DeVain)”》を主役としたデジタル・クリエイティブプロジェクトを発表した。9名の国際的アーティストが参加し、各自のアプローチでバッグを再解釈するビジュアルストーリーを展開する。

NEWS / HEADLINE

現代美術のアートフェア「ARTISTS' FAIR KYOTO 2026」が開催。東福寺で展覧会「AFK Resonance Exhibition」も

京都を舞台にしたアーティスト主導型アートフェア「ARTISTS' FAIR KYOTO 2026」(以下、AFK)が、京都国立博物館 明治古都館で今年も開催される。会期は2月21日〜23日。これに合わせて臨済宗大本山・東福寺を会場とした特別展「AFK Resonance Exhibition」も開催。こちらの会期は2026年2月21日〜3月1日。 

NEWS / MARKET

「大カプコン展」が東京へ巡回。「ストリートファイター」「逆転裁判」シリーズなどの手描きラフスケッチが新たに登場

東京・京橋のCREATIVE MUSEUM TOKYOで、創業40周年を迎えたカプコンのゲームクリエイションに注目し、その原点から最新技術まで、総合的に紹介する企画展「大カプコン展 ―世界を魅了するゲームクリエイション」が開催される。会期は12月20日~2026年2月22日。

NEWS / EXHIBITION

山下裕二に聞く。日本美術を「ひらく」ということ──若冲展から25年、そしてこれから

2000年、京都国立博物館で開催された「特別展覧会 没後200年 若冲展」が9万人を動員した。それは日本美術が「専門家の世界」から「誰もが楽しめる文化」へと変わる決定的な瞬間だった。あれから25年──展覧会の企画、著作、メディア出演を通して日本美術を社会に“ひらいて”きた美術史家・山下裕二に、教え子でキュレーターの小金沢智が、この四半世紀の変化とこれからを聞いた。

INTERVIEW