オススメのブース①: 海外でも注目! 「ゼンタイ」の不思議な魅力
全身タイツ、いわゆる「ゼンタイ」を身にまとった、「TOKYO ZENTAI CLUB」のみなさん。普段の活動では、全身タイツを着て街を歩いたり、踊るなどのパフォーマンスをしているそうです。「不思議な安心感があり、感覚が研ぎ澄まされるのでやみつきになる」と出展者の方はおっしゃっていました。自分も体験したところ、心地よいフィット感にとても驚きました。今後は外国からの取材を受けるなど、世界中の人に知ってもらえたらということでした。
オススメのブース②: トイカメラで撮った不思議な色味のフィルム写真
ブース「xxx。」のumeさんはビビッドな写真が好きで、「クロスプロセス」という特殊な現像方法により、トイカメラで撮ったフィルムを、より一層明るくして色鮮やかな作品にして展示していました。フィルム写真には現像するまでのワクワク感があるとおっしゃっていました。
デザインフェスタでは多くの人に見てもらえるので、どの作品が人気なのかがわかるそうです。「次に出展するときは、人気だった作風の作品を増やしたり、書籍などの形にして人気作品を残したい」と、目標も語ってくださいました。
オススメのブース③: 廃墟の魅力を写真とイラストで表現
「廃墟画材店」ブースは、デザインフェスタの出展が3回目。「廃墟」という存在の怖いイメージを払拭し、親しみやすいものにするのを目的に、出展しているそうです。廃墟に興味を持ったきっかけは、廃墟が載っている雑誌などを見て、行ってみたいと思い、また、それを形として残したいと思ったから、とのこと。
作品をつくるうえで気を付けていることを伺うと、「お客様にはお金を出していただいているので、作品が自己満足にならないように注意している」とおっしゃっていました。
デザインフェスタならではの作品を楽しみにしている来場者
出展者の方だけでなく、来場者の方にも、デザインフェスタの魅力を聞いてみました。会場に来た理由を聞いたところ、いちばん多かったのは、日頃見ることのできない非日常的なことや、イベント特有の雰囲気を楽しみにして来た、という方。
イベントならではの一点ものや手づくりの作品を楽しみにしている方、アート関係の人脈づくりを期待している方もいて、様々なデザインフェスタの楽しみ方があることが、わかりました。なかには、最初は来場者として来ていたのに、だんだん展示することに魅力を感じるようになり、やがて出展者として参加するようになった方もいて、驚きでした!
まとめ: デザインフェスタと學展に、共通する魅力とは──
私たちは、様々なブースや来場者の方にインタビューしました。今回の取材を通して、デザインフェスタが多くの出展者、来場者、作品に巡り合うことのできる一大イベントだと、改めて実感しました。多くの出展者さんは「自分の作品を知ってもらいたい」という気持ちで参加されています。作品一つひとつには出展者の考えや思い、意図があり、どれも同じ表現ではなく個性的な作品として来場者の手に渡り、残っていくものです。
また、「多くの人と直接話ができたり感想を言ってくれる」「デザインやアート関係での人脈をつくれる」という理由で参加されている方もいらっしゃいます。その思いのもとには、自分の好きなことやものを共感してもらえる嬉しさがあるのではないかと、思います。
「自由に表現できる場」のアートイベント、デザインフェスタを原点とし、「何かを学んでいる方」のためのアートイベント、万国學生藝術展覧祭、通称「學展」の第2回目が、8月8日、9日に開催されます。
學展はデザフェスと同様に多くの人と交流したり、作品を見ることができます。そのため、多くの会話が生まれ、感想を伺ったり自分の考えや意図などを共感してもらうことができます。一方で、デザインフェスタとは異なり、何かを学んでいる人たちが集まるので、自分の作品の表現がより豊かに磨かれ、多くのインスピレーションを得ることができると思います。
私たちも學展に参加し、そこで作品をただ展示するのではなく、多くの人に見てもらえるような工夫をし、新しい人脈をつくれたら、と思います。会場でみなさんにお会いするのを、楽しみにしています!
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名前:デザインフェスタ vol.41
会期:2015年5月16日~17日
場所:東京ビッグサイト
住所:東京都江東区有明3-11-1
名前:第2回 万国学生藝術展覧祭(學展)
会期:2015年8月8日〜9日
場所:東京ビッグサイト
住所:東京都江東区有明3-11-1
學展に出展の申し込みはこちら
名前:學展事務局
電話番号:03-3479-1827
メール:info@gakuten.jp
URL:http://www.gakuten.jp/
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學展について取材したスペシャルページ「學展 じぶん発見!」も公開中。併せてお楽しみください。