EXHIBITIONS

「新しい成長」の提起

ポストコロナ社会を創造するアーツプロジェクト

「『新しい成長』の提起 ポストコロナ社会を創造するアーツプロジェクト」メインビジュアル

[参考作品]青柳菜摘 彼女の権利——フランケンシュタインによるトルコ人,あるいは現代のプロメテウス 2019 展示風景 Photo by Shintaro Wada

[参考作品]池田剛介 モノの占拠 京都芸術センター 2016 撮影=木奥惠三

[参考作品]遠藤麻衣 蛇に似る04:たまご丸 2020 撮影=松尾宇人

[参考作品]大和田俊 unearth 2017 「裏声で歌へ」展(小山市立車屋美術館、栃木、2017)での展示風景 撮影=冨田了平

[参考作品]小泉明郞 証言の天使たち 2019 Courtesy of the artist, Annet Gelink Gallery and MUJIN-TO Production

[参考作品]SIDE CORE under pressure 撮影=表恒匡

[参考作品]サエボーグ SAEBORG LAND 2019 「DARK MOFO 」(Avalon Theatre/MONA、ホバート、オーストラリア、2019)でのパフォーマンス Photo: DARK MOFO 2019

[参考作品]竹内公太 文書1:王冠と身体 2020 Courtesy of SNOW Contemporary

[参考作品]Chim↑Pom A Drunk Pandemi 2019 Photo by Michael Pollard Courtesy of the artist, ANOMALY and MUJIN-TO Production

[参考作品]中村裕太 群馬工芸の生態系 2019 「表現の生態系:世界との関係をつくりかえる」展(アーツ前橋、群馬、2019 )での会場風景 撮影=表恒匡

[参考作品]西村雄輔 yamaji orimono*works

[参考作品]長谷川愛 Human X Shark 2017

[参考作品]布施琳太郎 隔離式濃厚接触室 2020 撮影=竹久直樹

[参考作品]毛利悠子 モレモレ:与えられた落水 2015 Photo by Blaise Adilon, Biennale de Lyon, 2017

[参考作品]百瀬文 Social Dance 2019

[参考作品]柳瀬安里 光のない。ーわたしの立っているところから 2016-2017

 ポストコロナ・アーツ基金(PCAF)実行委員会と東京藝術大学が主催する展覧会「『新しい成長』の提起 ポストコロナ社会を創造するアーツプロジェクト」が開催される。当初2021年6月開催を目指していた本展は、新型コロナウイルス感染症の影響でやむなく延期したのち、改めて新会期で来場者を迎える。

「ポストコロナ・アーツ基金(PCAF:Post Covid-19 Arts Fund)」は、文化芸術に関心の高い各界の民間有志によるPCAF実行委員会と、東京藝術大学との共同事業。コロナ禍を経験した私たち一人ひとりが、これからの社会で本当に大切なものを考えていくことには大きな意味があると考え、この課題に関する価値観・視点を、多様なアーティスト16組との協働プロジェクトにて創出することを目指している。

 2021年春にはクラウドファンディングで多くの支援を受け、PCAFは現在もプロジェクトに賛同する人たちから寄付・協力を募りながら、展覧会の開催やドキュメンタリー映像、書籍の制作など、広く社会へ提起する活動を続けている。

 本展「『新しい成長』の提起 ポストコロナ社会を創造するアーツプロジェクト」は、PCAFがその活動の柱のひとつと定める美術展。コロナ禍以降の社会を探るアーティスト16組の多視点からなるプロジェクトが、映像、インスタレーション、パフォーマンスなど多様な手法で提示される。

 本展の参加アーティストは、青柳菜摘、池田剛介、遠藤麻衣、大和田俊、小泉明郞、SIDE CORE、サエボーグ、竹内公太、Chim↑Pom、中村裕太、西村雄輔、長谷川愛、布施琳太郎、毛利悠子、百瀬文、柳瀬安里。