ポストコロナ・アーツ基金実行委員会は、東京藝術大学との共同事業として、コロナ禍以降の新しい社会のあり方をアーティストと探るプロジェクト「ポストコロナ・アーツ基金」(PCAF=Post Covid-19 Arts Fund)を進めている。
今回、2021年6月に開催を予定しながらも、新型コロナウイルスの影響により延期されていたPCAFの展覧会「『新しい成長』の提起──ポストコロナ社会を創造するアーツプロジェクト」が、11月13日~11月28日に東京藝術大学大学美術館で開催される。
PCAFは文化芸術に関心を持つ各界の民間有志によるPCAF実行委員会と、東京藝術大学との共同事業だ。同事業は、コロナ禍の収束を目指すなかで一人ひとりがこれからの社会において本当に大切なものを考えていくことを課題としている。
PCAFはこの課題に関する価値観・視点を、アーティスト16組との協働プロジェクトによって創出。展覧会、ドキュメンタリー映像、書籍などのかたちで広く社会へ提起することを目指している。今回開催される「『新しい成長』の提起──ポストコロナ社会を創造するアーツプロジェクト」はその柱のひとつだ。
参加アーティストは青柳菜摘、池田剛介、遠藤麻衣、大和田俊、小泉明郞、SIDE CORE、サエボーグ、竹内公太、Chim↑Pom、中村裕太、西村雄輔、長谷川愛、布施琳太郎、毛利悠子、百瀬文、柳瀬安里。映像、インスタレーション、パフォーマンスなど多様な手法でこれからの社会を考えるための視点が提示される。