EXHIBITIONS

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2021

京都市内各所
2021.09.18 - 10.17

アーウィン・オラフ Im Wald, Am Wasserfall 2020  ©︎ Erwin Olaf

榮榮&映里 シリーズ「即非京都」(2015–2021)より ©︎ RongRong&inri

© 白井カイウ・出水ぽすか/集英社

デイビッド・シュリグリー 無題 2019

リャン・インフェイ Beneath the Scars Part II , 4 2018 ©︎ Yingfei Liang

マルグリット・ボルノゼール Sans titre 「Moisson Rouge」シリーズより © Marguerite Bornhauser

リシャール・コラス 「5月が近づいていた、誰かがこのカオスのなかを歩いて来て、廃墟に鯉のぼりを掲げた。鯉は風をうけて膨らむ、孤独だが勇敢に。それはわたしたちにあるメッセージを投げかける。生きねばならない、呑み込まれた者たちの記憶が消えさることのないように、生きねばならない、と。」 ©︎ Richard Collasse

©︎ JR

「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」は、世界屈指の文化都市・京都を舞台に開催される、日本でも数少ない国際的な写真祭。日本および海外の重要作品や貴重な写真コレクションを、趣のある歴史的建造物やモダンな近現代建築の空間に展開し、また伝統工芸職人や最先端テクノロジーとのコラボレーションも見せる。

 2021年のテーマは「ECHO(エコー)」。東日本大震災やコロナウイルスといった、私たちの日常を変えた様々な出来事とエコー(呼応)する、国内外の気鋭アーティストによる14のエキシビジョンが京都市内で点在する。

 参加アーティスト・プロジェクトは、アーウィン・オラフ、榮榮&映里(ロンロン&インリ)、MIROIRS – Manga meets CHANEL / Collaboration with 白井カイウ&出水ぽすか(presented by CHANEL NEXUS HALL)、デイヴィッド・シュリグリー、リャン・インフェイ、Women Artists from the MEP Studio: New perspectives in film and photography from France、ンガディ・スマート、トマ・デレーム、八木夕菜、リシャール・コラス、四代田辺竹雲斎、片桐功敦、ダミアン・ジャレ&JR、小原一真ら。また会期中には、写真を通して芸術や建築、歴史文化などの関連分野にも造詣を深めてもらえるよう、幅広い人に向けた数々の教育プログラムを予定している。

 加えて、サテライトイベントとして、公募型アートフェスティバル「KG+(ケージプラス)」も、同時期開催(9月17日〜10月17日)。国際的に活動する審査員らによって選出された9組のアーティスト展「KG+ SELECT」を三条両替町ビルで開催するなど、京都市内およそ40ヶ所に展開。本祭および「KG+」への来場にあたっての注意事項や最新情報は、公式ウェブサイトをチェックしてほしい。