EXHIBITIONS

MOTコレクション

Journals 日々、記す/特別展示:マーク・マンダース 保管と展示

2021.07.17 - 10.17

「MOTコレクション Journals 日々、記す/特別展示:マーク・マンダース 保管と展示」ポスター

「MOTコレクション」は、戦後美術を中心とする東京都現代美術館の収蔵作品およそ5500点のなかから、様々なテーマや切口を設けて作品を展示し、現代美術の持つ魅力の発信に努めている。

 今回、コレクション展示室1階では「Journals 日々、記す」と題し、私たちの生活を一変させたコロナ禍や災害、世界規模で開催されてきたオリンピック・パラリンピック、何気ない日常などを背景に日々制作された作品を、多様な作家たちによるアンソロジーのように構成する。

 ここでは、Chim↑Pomが緊急事態宣言下の東京を舞台にした新収蔵作品や、大岩オスカールがニューヨークでの隔離生活中に制作した新作版画とオリンピックに関わる3都市(リオ・デ・ジャネイロ、東京、パリ)を描いた大作(いずれも特別出品)など約70点を展示し、私たちの生きる社会や日常を照らし出す。

 3階では、今年同館で国内美術館では初となる個展を開催したマーク・マンダースによるインスタレーション「保管と展示」を公開。「マーク・マンダース ―マーク・マンダースの不在」展がコロナ禍により開催期間短縮となったことを受け、作品返却までのあいだ、同展出品作の一部を同館所蔵作品を軸としたまったく異なる構成で紹介する特別展示が実現した。

 その他の出品予定作家は、河原温、島袋道浩、竹内公太、照屋勇賢、蜷川実花、平田実、三宅砂織ら。様々な角度から「現在」を映し出す、MOTコレクションを堪能してほしい。