EXHIBITIONS
MOTアニュアル2021
海、リビングルーム、頭蓋骨
東京都現代美術館の「MOTアニュアル」は、若手アーティストの活動を通じて、国内の現代美術の潮流のひとつを紹介するグループ展として1999年から開催されてきた。
17回目を迎える今回は、小杉大介、潘逸舟、マヤ・ワタナベの3名が参加。未だ収束を見ないパンデミックによって複数の社会問題が顕在化した世界で、国や地域を超えて共鳴する若手アーティストたちの同時代的な表現や問題意識を提示する。
本展で紹介される小杉大介、潘逸舟、マヤ・ワタナベは、映像を主なメディアとしながら、自らや他者の身体表現を取り入れた作品で、社会のシステムや規範と対峙する人々の葛藤や応答の身振りを描いてきた。ある風景のなかの身体の現れや不在の意味を、その社会的背景や歴史的文脈を掘り下げながら批評的に考察する3人の実践はまた、映像表現そのものの追求を通じて、私たちの生が根源的に関わる時間や空間に対する洞察を提示する。
本展は作家3人による作品群を通して、現代を生きるひとりの主体としての私たちの主観性をかたちづくるものは何かを問う。それと同時に、対象に対して何を見ているのかだけではなく、「いかに見ているのか」という問いを投げかける。
17回目を迎える今回は、小杉大介、潘逸舟、マヤ・ワタナベの3名が参加。未だ収束を見ないパンデミックによって複数の社会問題が顕在化した世界で、国や地域を超えて共鳴する若手アーティストたちの同時代的な表現や問題意識を提示する。
本展で紹介される小杉大介、潘逸舟、マヤ・ワタナベは、映像を主なメディアとしながら、自らや他者の身体表現を取り入れた作品で、社会のシステムや規範と対峙する人々の葛藤や応答の身振りを描いてきた。ある風景のなかの身体の現れや不在の意味を、その社会的背景や歴史的文脈を掘り下げながら批評的に考察する3人の実践はまた、映像表現そのものの追求を通じて、私たちの生が根源的に関わる時間や空間に対する洞察を提示する。
本展は作家3人による作品群を通して、現代を生きるひとりの主体としての私たちの主観性をかたちづくるものは何かを問う。それと同時に、対象に対して何を見ているのかだけではなく、「いかに見ているのか」という問いを投げかける。