EXHIBITIONS

服部一郎コレクション近現代絵画展

2021.04.24 - 10.03, 2021.10.05 - 2022.02.27

ピエール=オーギュスト・ルノワール 洗濯女 1910年代

クリスト 包まれたライヒスターク ベルリンのプロジェクト 1987 © Christo,1987

 サンリツ服部美術館では、実業家・服部一郎が収集した作品を順次公開。今回は「形態」に注目した「服部一郎コレクション近現代絵画展」を開催する。

 20世紀以降、絵画において現実の対象を正確に写し取ることはそれほど重視されなくなった。画家たちは目の前にあるものを分析し、要素ごとに解体したものを画面のうえで再度組み立てて表すようになり、それはやがて幾何学形態のみで構成された作品や、かたちそのものを見極めることも難しい抽象絵画へと進んでいった。

 本展では、絵画にとって重要な要素である「かたち」に焦点を当て、ピエール=オーギュスト・ルノワール、ラウル・デュフィ、パブロ・ピカソ、ジョルジュ・ルオーなどの作品を紹介。また、2020年5月に逝去した現代美術家・クリストの作品を特集展示する。