EXHIBITIONS

華のあるくらし コレクションで楽しむ日本の美意識

2021.04.24 - 06.03, 2021.06.05 - 07.04

歌舞伎図屏風 江戸時代 17世紀

「伊年」印「草花図押絵貼屏風」 江戸時代 17世紀

色絵樹下人物図台鉢(古九谷) 江戸時代 17世紀

秋野蒔絵手箱 室町時代 15~16世紀

 サンリツ服部美術館で、絵画・工芸作品を通して日本で育まれた美意識を紹介する展覧会「華のあるくらし コレクションで楽しむ日本の美意識」が開催される。

 心豊かな生活を求め、身近な道具にも美を取り入れたことにより発展していった日本の美術。色彩豊かな屏風、洗練されたデザインの蒔絵の調度品、個性あふれるかたちの食器など、いまもなお人々の心を魅了するものが多く伝わっている。

 本展では、絵画に描かれた着物のデザインや、空間を演出するための屏風や調度品、祭事や年中行事に使われた道具を紹介。「美をまとう」「空間を彩る」「ハレの日を祝う」の3つのテーマで展示を構成し、くらしのなかで育まれた美意識や美術品の魅力に迫る。

 出品作品は、重要文化財《白桃小禽図》(前期)や重要美術品《東北院職人歌合絵》をはじめ、江戸時代の《草花図押絵貼屏風》や《歌舞伎図屏風》、室町時代につくられた《秋野蒔絵手箱》など。人々のくらしに彩りを添えてきた名品の数々を堪能したい。