EXHIBITIONS
世界が絶賛した浮世絵師 北斎展
2020年に生誕260年を迎えた葛飾北斎(1760〜1849)は、江戸時代後期を代表する浮世絵師のひとり。はじめは勝川派に入門して春朗と称したが、のちに宗理、北斎、爲一、卍(まんじ)など様々に改名した。北斎は90数回に及ぶ転居を繰り返し、晩年まで衰えを知らずに90年の生涯で数多くの作品を世に送り出した。
北斎の代表作「冨嶽三十六景」のなかでも、赤冨士の《凱風快晴》、大波を描いた《神奈川沖浪裏》は、世界でもっとも有名な日本絵画と言える。また北斎は当時より日本国内で絶大な人気を博しただけでなく、ヨーロッパにも多大な影響を与え、「ジャポニスム」のブームを巻き起こした。そのきっかけは、日本からの輸出用陶磁器の包み紙に使われていた絵手本『北斎漫画』が、フランスの美術家の目に留まったためとされている。
本展では「冨嶽三十六景」の《凱風快晴》《神奈川沖浪裏》をはじめとする風景画や、『北斎漫画』、初期の役者絵、洋風画、肉筆画などを展示し、北斎の様々な魅力に迫る。
また、北斎に強い影響を受けたフランスの画家、アンリ・リヴィエール(1864〜1951)が「冨嶽三十六景」に倣って描いた「エッフェル塔三十六景」もあわせて展示し、北斎がヨーロッパに与えた影響の一端を紹介する。
※八王子市夢美術館は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月26日〜5月31日まで臨時休館。これに伴い、本展の会期を6月20日まで会期延長(営業時間などに変更なし)。事前予約不要、ただし会場内の混雑によって待ち時間が生じる場合あり。最新情報は公式ウェブサイトへ。
北斎の代表作「冨嶽三十六景」のなかでも、赤冨士の《凱風快晴》、大波を描いた《神奈川沖浪裏》は、世界でもっとも有名な日本絵画と言える。また北斎は当時より日本国内で絶大な人気を博しただけでなく、ヨーロッパにも多大な影響を与え、「ジャポニスム」のブームを巻き起こした。そのきっかけは、日本からの輸出用陶磁器の包み紙に使われていた絵手本『北斎漫画』が、フランスの美術家の目に留まったためとされている。
本展では「冨嶽三十六景」の《凱風快晴》《神奈川沖浪裏》をはじめとする風景画や、『北斎漫画』、初期の役者絵、洋風画、肉筆画などを展示し、北斎の様々な魅力に迫る。
また、北斎に強い影響を受けたフランスの画家、アンリ・リヴィエール(1864〜1951)が「冨嶽三十六景」に倣って描いた「エッフェル塔三十六景」もあわせて展示し、北斎がヨーロッパに与えた影響の一端を紹介する。
※八王子市夢美術館は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月26日〜5月31日まで臨時休館。これに伴い、本展の会期を6月20日まで会期延長(営業時間などに変更なし)。事前予約不要、ただし会場内の混雑によって待ち時間が生じる場合あり。最新情報は公式ウェブサイトへ。