EXHIBITIONS

ロンドン・ナショナル・ギャラリー展

2020.11.03 - 2021.01.31

フィンセント・ファン・ゴッホ ひまわり 1888 油彩・カンヴァス 92.1×73cm © The National Gallery, London. Bought, Courtauld Fund, 1924

ヨハネス・フェルメール ヴァージナルの前に座る若い女性 1670-72頃 油彩・カンヴァス 51.5×45.5cm © The National Gallery, London. Salting Bequest, 1910

クロード・モネ 睡蓮の池 1899 油彩・カンヴァス 88.3×93.1cm © The National Gallery, London. Bought, 1927

ピエール=オーギュスト・ルノワール 劇場にて(初めてのお出かけ) 1876-77 油彩・カンヴァス 65×49.5cm © The National Gallery, London. Bought, Courtauld Fund, 1923

カルロ・クリヴェッリ 聖エミディウスを伴う受胎告知 1486 卵テンペラ・油彩・カンヴァス 207×146.7cm © The National Gallery, London. Presented by Lord Taunton, 1864

レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン 34歳の自画像 1640 油彩・カンヴァス 91×75cm © The National Gallery, London. Bought, 1861

ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー ポリュフェモスを嘲るオデュッセウス 1829 油彩・カンヴァス 132.5×203cm © The National Gallery, London. Turner Bequest, 1856

「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」が国立国際美術館に巡回。ロンドン・ナショナル・ギャラリー史上初、全61作品に及ぶ大規模所蔵品展として、ヨハネス・フェルメールレンブラント・ファン・レインフィンセント・ファン・ゴッホらの傑作が一堂に揃う。

 ロンドン中心部、トラファルガー広場に面して建つ世界屈指の美の殿堂、ロンドン・ナショナル・ギャラリー。1824年に設立され同館は、王室コレクションを母体としたそれまでのヨーロッパの大型美術館とは異なり、市民が市民のためにコレクションを持ち寄って形成された。13世紀後半から20世紀初頭まで、絵画に特化してヨーロッパの幅広い時代と地域の美術を網羅したコレクションおよそ約2300点は「西洋絵画史の教科書」とも言われ、その後に開館した北米などの美術館の手本ともなってきた。

 本展では、ルネサンスから19世紀ポスト印象派まで、ロンドン・ナショナル・ギャラリー所蔵の名品を一挙に公開。ゴッホの傑作《ひまわり》やフェルメール最晩年の作品《ヴァージナルの前に座る若い女性》をはじめ、クロード・モネ、ピエール=オーギュスト・ルノワールなど、西洋絵画の巨匠たちの日本初公開作品が集まる。

 同館は作品の貸出に極めて厳しく、英国外での大規模所蔵展は200年の歴史のなかで本展が初めてとなる、歴史的な展覧会。数々の傑作とともに、「英国とヨーロッパ大陸の交流」という視点から西洋絵画の歴史をたどる。