EXHIBITIONS

コートールド美術館展 魅惑の印象派

2020.03.28 - 06.21

エドゥアール・マネ フォリー=ベルジェールのバー 1882 コートールド美術館 © Courtauld Gallery(The Samuel Courtauld Trust)

ピエール=オーギュスト・ルノワール 桟敷席 1874 コートールド美術館 © Courtauld Gallery(The Samuel Courtauld Trust)

エドガー・ドガ 舞台上の二人の踊り子 1874 コートールド美術館 © Courtauld Gallery(The Samuel Courtauld Trust)

フィンセント・ファン・ゴッホ 花咲く桃の木々 1889 コートールド美術館 © Courtauld Gallery(The Samuel Courtauld Trust)

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック ジャヌ・アヴリル、ムーラン・ルージュの入口にて 1892頃 コートールド美術館 © Courtauld Gallery(The Samuel Courtauld Trust)

アメデオ・モディリアーニ 裸婦 1916頃 コートールド美術館 © Courtauld Gallery(The Samuel Courtauld Trust)

コートールド美術館 外観

※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、3月28日からの開幕を延期していた「コートールド美術館展」は、5月21日をもって開催を中止。詳細は公式ウェブサイトにて案内。

 コートールド美術館は、イギリスが世界に誇る印象派・ポスト印象派の殿堂。マネ最晩年の傑作《フォリー=ベルジェールのバー》、ルノワールが第1回印象派展に出品した記念碑的作品《桟敷席》、そしてセザンヌの《カード遊びをする人々》など、巨匠たちの作品がコレクションに収められている。

 同館はイギリスの実業家で、卓越した審美眼を持つコレクターでもあったサミュエル・コートールド(1876〜1947)によって創設。コートールドはフランス近代絵画の魅力を母国に伝えるため、20年代に精力的な収集を行い、32年にロンドン大学に美術研究所の創設が決まると、コレクションを寄贈。研究所は「コートールド美術研究所」と名づけられ、その展示施設としてコートールド美術館が誕生した。

 本展では、マネ、ルノワール、セザンヌをはじめ、ドガ、ゴーガン、ロートレックら、コートールド美術館のコレクションを代表する名作が多数来日。コートールド美術館が研究機関であるという側面にも注目しながら、「画家の言葉から読み解く」「時代背景から読み解く」「素材・技法から読み解く」の3章構成でそれぞれの作品の魅力を紹介する。