EXHIBITIONS

アイムヒア プロジェクト|渡辺 篤 修復のモニュメント

2020.06.01 - 07.26

monument_5 GAZE_01 2019 © AtsushiWatanabe2019, © Iʼm here project2019 共同制作=F氏 撮影=Keisuke Inoue 撮影助手=Ryoko Inoue

monument_1 加害者と被害者の振り分けを越えて 2019 © AtsushiWatanabe2019 制作協力=駒木崇宏 撮影=Keisuke Inoue 撮影助手=Ryoko Inoue

monument_2 修復のモニュメント「脳」 2019 © AtsushiWatanabe2019, ©Yurina2019 共同制作=ゆりな 撮影=Keisuke Inoue 撮影助手=Ryoko Inoue

monument_3 修復のモニュメント「病院」 2019 © AtsushiWatanabe 2019, © Iʼm here project2019 共同制作=S氏 撮影=Keisuke Inoue 撮影助手=Ryoko Inoue

monument_4 修復のモニュメント「卒業アルバム」 2019 © AtsushiWatanabe2019, © Iʼm here project2019 共同制作=T氏 撮影=Keisuke Inoue

「オープンスタジオ2018」(R16スタジオ)での展示風景

「雨ニモマケズ」展(R16スタジオ)での展示風景

「アイムヒア プロジェクト」は、孤立者に伴走し、その存在や声を社会に向けて発信するプロジェクト。自身も過去にひきこもりの経験を持つ美術家・渡辺篤を中心として2018年に発足し、19年には、ひきこもり自らが撮影した部屋の写真を集めた写真集『I’m here project』の出版と展示で大きな反響を呼んだ。

 本展「修復のモニュメント」は「アイムヒア プロジェクト」の延長線上として、ひきこもり6名が孤立に至った原因や生きづらさの事情について、渡辺と対話しながら、コンクリート製の記念碑をつくる試み。碑をあえて一旦ハンマーで破壊した後、陶芸の伝統的修復技法「金継ぎ」によって再構築することで、見過ごされ、抑圧され続けてきた声を顕在化し、新しい表現のかたちを模索する。

※新型コロナウイルス感染症の影響を受けて本展の開催を一時休止。6月1日より再開し、当初の会期(4月1日〜6月7日)を7月26日まで延長して開催。最新情報は公式ウェブサイトにて案内。