BankART SILK

　BankART SILKは2019年に開設。横浜のアートイニシアティブ「BankART1929」が展開する施設のひとつ。1959年竣工の坂倉準三設計のシルクセンターの開港広場に面した1階に位置する。延床は200平米ほどだが、二方向がガラス面で天井が高いのが特徴。移動壁を活用すると独立した3つのギャラリーにも変換することができる。

　建物全体は竣工当時の趣を残すゆったりとした共用部があり、地下には昭和の雰囲気のショッピング街が連なっている。さらにわたり廊下で産業貿易センタービルの食堂街ともつながっており、神奈川県民ホールのある山下公園側に抜ける空間が続く。

　BankART SILKは2020年にクローズし、現在はBankART KAIKOとして新たに活動を続けている。