EXHIBITIONS

日本・オーストリア友好150周年記念

ハプスブルク展

600年にわたる帝国コレクションの歴史

2019.10.19 - 2020.01.26

ディエゴ・ベラスケス 青いドレスの王女マルガリータ・テレサ 1659 油彩/カンヴァス ウィーン美術史美術館蔵 Kunsthistorisches Museum Wien

マルティン・ファン・メイテンス(子) 皇妃マリア・テレジアの肖像 1745-50頃 油彩/カンヴァス ウィーン美術史美術館蔵 Kunsthistorisches Museum Wien

マリー・ルイーズ・エリザベト・ヴィジェ=ルブラン フランス王妃マリー・アントワネットの肖像 1778 油彩/カンヴァス ウィーン美術史美術館蔵 Kunsthistorisches Museum Wien

ハート形の容器 中央アメリカ(メキシコ?)あるいはインド(グジャラート?)、 16世紀 (容器)/ イベリア半島、1580頃(台) 鼈甲、銀 ウィーン美術史美術館蔵 Kunsthistorisches Museum Wien

神聖ローマ皇帝フランツ1世とマリア・テレジアの肖像が描かれた小箱 ウィーン?、18世紀半ば 唐冠貝、金 ウィーン美術史美術館蔵 Kunsthistorisches Museum Wien

角杯(グリフィンの鉤爪) 北ドイツ?、15世紀初頭 角、鍍金された銀の台 ウィーン美術史美術館蔵 Kunsthistorisches Museum Wien

ティントレット 甲冑をつけた男性の肖像 1555頃 油彩/カンヴァス ウィーン美術史美術館蔵 Kunsthistorisches Museum Wien

ヨーゼフ・ハインツ(父) 神聖ローマ皇帝ルドルフ2世の肖像 1592頃 油彩/銅板 ウィーン美術史美術館蔵 Kunsthistorisches Museum Wien

ロレンツ・ヘルムシュミット 神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世の甲冑 アウクスブルク、1492頃 鉄、鍍金された真鍮、皮革 ウィーン美術史美術館蔵 Kunsthistorisches Museum Wien

クロード・ビズアール オーストリア・ハンガリー二重帝国皇帝フランツ・ヨーゼフ1世のフリントロック式ピストル マルセイユ、1857 鉄、彫金、鍍金、金象嵌、木材、金、銀、イエローダイヤモンド、金糸と赤い絹糸の紐 ウィーン美術史美術館蔵 Kunsthistorisches Museum Wien

ヴィクトール・シュタウファー オーストリア・ハンガリー二重帝国皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の肖像 1916頃 油彩/カンヴァス ウィーン美術史美術館蔵 Kunsthistorisches Museum Wien

バルトロメオ・マンフレーディ キリスト捕縛 1613-15頃 油彩/カンヴァス 国立西洋美術館蔵

ルイ16世とマリー・アントワネットの子供たち、ルイ・シャルルとマリー・テレーズ フランス、19世紀初頭 ダイヤモンド、ルビー、真珠、エナメル、金 国立西洋美術館、橋本コレクション

 13世紀末にオーストリアへ進出後、同地を拠点に勢力を拡大し、広大な帝国を築き上げたハプスブルク家。数世紀にわたって広い領土と多様な民族を支配し、ヨーロッパの中心に君臨し続けた。

 同時に、ハプスブルク家の人々は豊かな財と人脈を生かして、質・量ともに世界屈指のコレクションを築いたことでも知られている。そのうちオーストリアを拠点とし続けた同家本流による蒐集品の主要部分は、今日のウィーン美術史美術館における収蔵品の核となっている。

 本展では、ウィーン美術史美術館の協力のもと、絵画、版画、工芸品、タペストリー、武具など約100点を一堂に展示し、ハプスブルク家のコレクションの歴史をひも解く。ハプスブルク家のコレクションの礎を築いた神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世から、美術史美術館を建設した、オーストリア・ハンガリー二重帝国「最後の皇帝」ことフランツ・ヨーゼフ1世まで、同家の人々の紹介しながら、時代ごとに移り変わる蒐集の特色、コレクションに向けられたまなざしを浮き彫りにする。

※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、2月29日〜3月15日まで臨時休館。詳細は公式ウェブサイトまで。