なばたとしたか こびとづかんの世界

　強烈な印象のキャラクター、図鑑形式という独特のスタイルで多くの人々を惹きつけてきた、なばたとしたかの書籍「こびとづかん」シリーズ。なばたは、ふと感じる不思議な気配や、出来事の正体として「コビト」を描き、読み手に寄り添う個性的な作品を生み出してきた。

　2006年の刊行から一大ブームを経て、子供時代に一度は通る定番作品として愛され続けている「こびとづかん」。本展では、同シリーズの原画やスケッチ、フィギュアなどを展示し、書籍では感じきれない力強さと緻密さを伝える。

　加えて、『weekly くりくり』（毎日新聞）をはじめ、新聞やフリーペーパーに描いた挿絵、19歳から描き溜めた原画なども展示。あわせて200点以上を紹介し、その独特な世界の源泉に迫る。会期中には、館内各所に隠れた「コビト」を探すスタンプラリーや、サイン会などのイベントも開催。