MUSEUMS / GALLERIES

川崎市市民ミュージアム

神奈川

外観

逍遥展示空間

常設展示室(博物館)

映像ホール

 川崎市市民ミュージアムは、「都市と人間」を基本テーマに掲げ、1988年に開館した複合文化施設。川崎市の成り立ちと歩みを考古、歴史、民俗などの豊富な資料で紹介する博物館と、市ゆかりの作品のみならず、都市に集まる人々の刺激から生み出されたポスター、写真、漫画、映画、ビデオなど、近現代の表現を中心に紹介する美術館の2つからなり、その両面から収集された多彩なコレクションと独自性のある企画を館の特色として活動を続けている。とくに漫画・写真分野に関しては、日本の公立施設でもっとも早く収集・展示をスタートした美術館として発展してきた。

 映像ホールはフィルム上映にも対応し、戦前・戦後から現代の作品まで、所蔵作品を活かした特集上映を定期的に開催。また、ワークショップや講座、コンサートなど様々な事業を展開するほか、ミュージアムライブラリーでは美術・博物関連の豊富な図書資料や漫画、ビデオなどを閲覧できる(貸出不可)。

 吹き抜けの逍遥展示空間には「都市と人間」を具象化したオブジェが並び、漫画家の手塚治虫が手がけた立体作品「笑い」など、誰でも気軽にアートに出会える場となっている。さらに、地域の人々が文化活動で利用できる、ギャラリースペースや研修室など施設の貸出しも行う。