EXHIBITIONS
岡田裕子展「ダブル・フューチャー」
今年の恵比寿映像祭で発表した、再生医療が発展を遂げた架空の未来の物語《エンゲージド・ボディ》が好評を博したアーティストの岡田裕子。その後、アルスエレクトロニカセンターで1年間の常設展示が決定するなど、国内外で大きな注目を集めている。
《エンゲージド・ボディ》は、再生医療によってヒトの細胞株があらゆる身体の部分に分化し、他者へ提供可能になった未来の世界が舞台。ドナーとレシピエントのあいだでは、契りの証として再生した内臓をジュエリーに仕立てて贈るという文化が芽生え、互いに名乗り合うことが許されない代わりに、ジュエリーの受け渡しで身体の関係を確かめ合うという。
本展は、同作品の着想時の貴重なドローイングや新作と、「男性が妊娠・出産する」架空の未来を描いた2002年制作の映像作品《俺の産んだ子》で構成。先端医療にまつわる2つのストーリーは、この17年間で大きく変化した技術の革新性を感じさせるいっぽう、いまだに変わらない、人間社会の様々な問題も浮き彫りにする。
《エンゲージド・ボディ》は、再生医療によってヒトの細胞株があらゆる身体の部分に分化し、他者へ提供可能になった未来の世界が舞台。ドナーとレシピエントのあいだでは、契りの証として再生した内臓をジュエリーに仕立てて贈るという文化が芽生え、互いに名乗り合うことが許されない代わりに、ジュエリーの受け渡しで身体の関係を確かめ合うという。
本展は、同作品の着想時の貴重なドローイングや新作と、「男性が妊娠・出産する」架空の未来を描いた2002年制作の映像作品《俺の産んだ子》で構成。先端医療にまつわる2つのストーリーは、この17年間で大きく変化した技術の革新性を感じさせるいっぽう、いまだに変わらない、人間社会の様々な問題も浮き彫りにする。