Print Show 2019

　ギャラリーキドプレスで制作・出版された、小畑多丘、束芋、町田久美の版画作品を展示・販売する。

　小畑（TAKU OBATA）は1980年埼玉県生まれ、ブレイクダンサー（B-BOY）としても活動。その経験を生かして制作を行い、木彫と衣服の関係性、B-BOYの彫刻を端緒に生まれる空間を追求している。

　束芋は1975年兵庫県生まれ。アニメーションを使った映像インスタレーションの発表や伝統芸能などともコラボレーションし、多様な活動を展開。最近では油絵にも挑んでいる。

　町田は1970年群馬県生まれ。和紙に細い墨線を重ね描き、余白を大胆に残した力強く深みのある作品を制作。社会と自身の内面のあいだにある違和感や人間関係に潜む不安といった感情に鋭い眼差しを向けている。

　3名のアーティストそれぞれが、様々な版画技法で表現した作品を楽しみたい。