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EXHIBITIONS

わたしはどこにいる? 道標(サイン)をめぐるアートとデザイン

2019.03.09 - 05.19

秋山さやか アトリエでの滞在制作風景 2019年1月14日

色部義昭 富山県美術館 館内サイン 2017 サイン計画=色部義昭 監修=永井一正

廣村正彰 横須賀美術館 2007

葛西薫 東京都立つばさ総合高等学校 Wisdom on Wall 2002

田村友一郎 作品イメージ シモン・ゴールドベルク旧蔵品

 人を目的地に導く目印を意味する「サイン」。駅や空港、商業施設、美術館など普段利用する場所に、標識や案内板、矢印やピクトグラムといった様々なサインが点在するいっぽう、「人生の道標(みちしるべ)」という表現があるように、場所やそこに至る道程は人間の生き方とも深く結びついている。

 本展では「サイン=道標」をキーワードに、グラフィックデザイナーによるサインデザインと、場所との関係性を追究した現代美術作品を紹介。出品作品を通して、人間がどのように場所や空間を理解し、伝えようとしてきたのか、そして「わたしはどこにいる? 」という問いに、「アート」と「デザイン」の双方から迫る。

 出品作家は、様々な場所で出会ったものを地図などの布に縫いつけるなど、自己と場所の関係性を反映した作品を発表する秋山さやか、サントリーウーロン茶中国シリーズやユナイテッドアローズ、虎屋の広告制作とアートディレクションや、映画・演劇の宣伝制作、装丁など多岐にわたって活動する葛?西薫、映像や美術といったカテゴリーにとらわれない省察によって、観客とのあいだに新たなコミュニケーションを生み出す田村友一郎ほか、色部義昭、康夏奈、佐藤修悦、廣村正彰の7名。