EXHIBITIONS

田根 剛|未来の記憶

Archaeology of the FutureーImage & Imagination

2019.01.19 - 03.10

本展メインビジュアル

エストニア国立博物館 タルトゥ 2006-16 Photo by Propapanda image courtesy of DGT.

新国立競技場案 古墳スタジアム 東京 2012 image: courtesy of DGT.

A House for Oiso 神奈川 2014-15 image: courtesy of DGT.

Todoroki House in Valley 東京 2017-18

 フランスを拠点に世界各地でプロジェクトを進め、 注目を集める気鋭の建築家・田根剛。20代の若さでドレル・ゴットメ・田根(DGT.)として、エストニア国立博物館の国際設計競技に勝利し、選出から約10年の歳月を経た2016年に同プロジェクトが竣工を迎えた。また、12年に行われた新国立競技場基本構想国際デザイン競技に参加し、11人のファイナリストに選ばれた「古墳スタジアム」は幅広い層に知られるきっかけとなった。17年のDGT.解散後は「Atelier Tsuyoshi Tane Architects」をパリに設立し、活動の場をさらに広げている。

 場所の記憶から未来を発想する「Archaeological Research(考古学的リサーチ)」の手法で進行する田根のプロジェクト。そのリサーチは、個人や歴史上の事実にとどまらず、時間や場所に蓄積する記憶の断片が結びついて生まれる、記憶を対象としている。

 西日本初個展となる本展は「Image & Imagination」と題し、田根の思考と考察のプロセスを、資料や模型、映像を通して紹介する。