EXHIBITIONS

フィリップス・コレクション展

2018.10.17 - 2019.02.11

エドワール・マネ スペイン舞踊 1862 フィリップス・コレクション蔵 The Phillips Collection

フィンセント・ファン・ゴッホ 道路工夫 1889 フィリップス・コレクション蔵 The Phillips Collection

クロード・モネ ヴェトゥイユへの道 1879 フィリップス・コレクション蔵 The Phillips Collection

ピエール・ボナール 犬を抱く女 1922 フィリップス・コレクション蔵 The Phillips Collection

イレール=ジェルマン・エドガー・ドガ 稽古する踊り子 1900頃 フィリップス・コレクション蔵 The Phillips Collection

ウジェーヌ・ドラクロワ 海からあがる馬 1860 フィリップス・コレクション蔵 The Phillips Collection

ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル 水浴の女(小) 1826 フィリップス・コレクション蔵 The Phillips Collection

ポール・ゴーガン ハム 1889 フィリップス・コレクション蔵 The Phillips Collection

 世界屈指の収集品を誇るフィリップス・コレクションが有する、近代美術の名品75点が集う展覧会が開催されている。

 フィリップス・コレクションは、米国でもっとも優れた私立美術館のひとつとして知られ、同国で近代美術を扱う最初の美術館として1921年ワシントンに開館。裕福な実業家の家庭で育ち、高い見識を持つダンカン・フィリップス(1886〜1966)がコレクターを務めた。フィリップスの常に鋭い取捨選択によって中核をなす作品群はいずれも質が高く、世界有数の近代美術コレクションとなっている。

 本展では、アングル、コロー、ドラクロワなど19世紀の巨匠から、クールベ、近代絵画の父マネ、印象派のドガ、モネ、さらに印象派以降の絵画を牽引したセザンヌ、ゴーガン、クレー、ピカソ、ブラックらの秀作計75点を展示。フィリップスが生涯を費やし、芸術作品に対する強い情熱と確かな審美眼で収集した名品たちを通して、フィリップス・コレクションの源泉をたどる。