EXHIBITIONS

山田康平「風景は別々になり、それでも外へ出る。」

山田康平《Untitled》(2026)紙に油彩、合板、松材 30 × 30 × 4 cm ©Kohei Yamada. Courtesy of Taka Ishii Gallery / 撮影:髙橋健治

 京都市のタカ・イシイギャラリー 京都で、山田康平の個展「風景は別々になり、それでも外へ出る。」が開催されている。会期は10月31日まで。

 山田は1997年大阪府生まれ。2020年に武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻を卒業、22年に京都芸術大学修士課程美術工芸領域油画専攻を修了。現在は東京を拠点に活動している。

 本展では、最新の半立体作品約14点を発表。半立体作品のシリーズは、山田が自身の紙作品を支える外枠としてのフレームの在り方を模索するなかで生まれた。切り出した木材を組みあわせて紙と接続することで、ペインティングでも探求されてきた形態の在り方や、重なりによる奥行きといった概念を三次元的に展開している。

 制作過程に他者との協同作業を取り入れることも特徴のひとつであり、新たな視点を介入させ、作品をより多層的なものへと発展させる可能性をもたらす。風景をめぐる山田の個人的な体験とも結びつくこれらの作品群は、様々な角度からの読み取りを可能にする。