EXHIBITIONS

特別展示|山中信夫、ルイザ・ランブリ、細倉真弓

2026.08.15 - 09.13

Nobuo Yamanaka "Dazzling Sun in Pinhole (6)" (1973) C-Type Print
Image: 25.0 x 30.0 cm Framed: 51.4 x 41.0 x 2.8 cm
©︎Nobuo Yamanaka, Courtesy of the artist and Takuro Someya Contemporary Art

 東京・東品川のTakuro Someya Contemporary Artで、山中信夫(1948〜82)、ルイザ・ランブリ(1969〜)、細倉真弓(1979〜)による特別展示が開催されている。会期は9月13日まで。

 出展作家たちは、それぞれ写真という媒体を起点に独自の造形表現を展開してきたアーティストたちだ。本展では、光と時間を受けとめながら像を生み出す写真表現の可能性を、3名それぞれのまなざしを通して紹介する。

 山中は、35ミリカメラを改造した手製のピンホール・カメラを用い、太陽の光そのものを映像生成の主体とする写真表現を追求した。ランブリは、世界各地の建築空間に差し込む光や場の気配を静謐な写真としてとらえ、その場に流れる空気を写し出す、イタリア出身の写真家だ。細倉は、身体や鉱物など異なるモチーフを並置し、現実の事物を色と形へ還元することで、視覚の実体と現象のあわいを探究する作品を発表してきた。

 展示作品を通して、写真が現実を記録する媒体であるだけでなく、光や時間、空間の現象を映し出す表現として重なり合う姿をたどる。

 なお、同廊では、ギャラリー設立20周年の節目を記念した展覧会「As One Draws|TSCA 20th Anniversary Group Exhibition」を同時開催。これまで同廊とともに歩んできた作家たちを迎え、「ドローイング」をひとつの主題として提示している。出展作家は、オースティン・リー、坂本紬野子、大山エンリコイサム、村山悟郎、ハーム・ファン・デン・ドーペル、牧口英樹、辻可愛、岡﨑乾二郎、山下麻衣+小林直人、岩井優、細倉真弓、鈴木基真、ラファエル・ローゼンダール、黒川良一、伊勢周平、矢津吉隆。