EXHIBITIONS

酒がおいしい古伊万里展

2026.07.03 - 09.21
 東京・渋谷の戸栗美術館で「酒がおいしい古伊万里展」が開催されている。会期は9月21日まで。

 江戸時代に実用品として流通した伊万里焼には、運搬、注酒、飲酒など、酒にまつわる様々な場面で用いられたうつわがあった。

 酒にかかわるうつわは「酒器」と呼ばれ、土器の盃「かわらけ」や漆の盃、瓶子、陶磁器の杯、金属製の銚子、提子など、様々な素材・器種が使用されてきた。江戸時代には料理文化の発展や居酒屋、料亭などの外食文化の展開に伴い、伊万里焼などの磁器のうつわも食事や飲酒の場面を彩った。浮世絵には、年中行事や行楽、日常の場面などで磁器を用いる様子もうかがえる。

 本展では、伊万里焼を飲酒の場面で「使う」ことに焦点をあて、江戸時代の酒文化とうつわの関係性を探る。会場では、酒を楽しむ際に用いられたと考えられる伊万里焼のうつわ約80点を展示。絵画や文献史料はパネルで掲示し、酒器としてのうつわの楽しみ方を紹介する。