EXHIBITIONS

吉澤美香 1980-1990年代の絵画

吉澤美香《ろ―8》(1989)ポリプロピレン、インク 200 × 422 cm ©︎Yoshizawa Mika, Photo by Kato Ken, Courtesy of gallery ART UNLIMITED

 東京・乃木坂のギャラリー・アートアンリミテッドで「吉澤美香 1980‒1990年の絵画」が開催される。会期は8月19日~9月19日。

 吉澤美香は1959年東京都生まれ。80年代に「超少女」と称された女性アーティストたちの中心的な存在として活動し、85年のサンパウロ・ビエンナーレ、87年のドクメンタ8など、20代で国内外の主要な国際展に参加した。ビニールやポリプロピレン、アクリル板、近年ではユポ紙などの工業素材を支持体とし、工業用インクを用いるなど、素材の選択において独創的な表現を切り開いてきた。また、近年では「いかに戦争を回避するか」という問いを作品タイトルや制作に織り込みながら制作を続けている。

 現在、女性アーティストの再評価とともに、1980年代以後の絵画表現も改めて注目を集めている。今年6月に開催された吉澤美香の多摩美術大学退任記念展では、卒業制作から現在に至る創作の軌跡が紹介された。

 本展では、「作法の遊戯 Vol.2」(水戸芸術館、1990)以来36年ぶりに公開された《ろ―8》をはじめとする吉澤の作品を展示。「超少女」の時代の作品を含む1980年代から90年代の絵画を見ることができる。