EXHIBITIONS

CADAN舞台裏企画 vol.2

垣本泰美個展「Star Boy -洪水の夜-」

Gallery 舞台裏
2026.07.08 - 08.02
 東京・虎ノ門のGallery 舞台裏で、垣本泰美による個展「Star Boy -洪水の夜-」が開催されている。会期は8月2日まで。本企画は、ArtStickerが運営するGallery 舞台裏を会場に、CADANメンバーのギャラリーがリレー形式で展覧会を開催する「CADAN舞台裏」の第2弾となっている。

 垣本は1976年大阪府生まれ。京都府在住。99年に成安造形大学造形学部デザイン科写真専攻、97年に日本写真映像専門学校写真表現コースを卒業。「記憶」や「現実と非現実の境界」をテーマに、物語が構築されるプロセスに関心を持ち、自身が見た夢や自他の古い記憶、世代を超えて語り継がれてきた伝承などから着想を得て制作を行う。曖昧な記憶を写真作品として再構築することで、時間や場所を超えて立ち現れるイメージの根源を探求している。2002年に上野彦馬賞を受賞。16年にはフランスの出版社iKiより写真集『Little World』を出版した。

 本展で紹介される《Star Boy》は、父にまつわる記憶や写真、生前に本人が語ったこと、身近な人々によって語られた事柄の断片をつなぎ合わせ、再構築した作品だ。第1章となる「-洪水の夜-」では、和歌山県の山間部で実際に起こった大洪水の夜に父が見たものを起点に、父とその母のエピソードを交えながら構成される。生と死、そして記憶と物語の関係性に着目する。