EXHIBITIONS

2026.07.04 - 07.25
 艸居で「白」が開催されている。会期は7月25日まで。

 本展は、2021年に同廊で開催された「白」展に続く第2弾となる企画であり、2024年ノーベル文学賞受賞作家ハン・ガンの著書『すべての、白いものたちの』をもとに構成される。同書で描かれる「白」というモチーフを手掛かりに、生と死、喪失と再生、浄化と希望など、多様な意味を内包する「白」の象徴性を紹介する。

 今回の展示では、李禹煥、浜名一憲、堀尾昭子、黒田泰蔵による同廊のコレクションに加え、大谷哲也、岡田理、小松実紀、力石咲、大黒貴之、ハタノワタルの作品を展観。なかでも、大谷は日常にある白の精神性を器に映し出し、黒田は白磁作品によって静謐な造形を提示する。浜名は生命の循環を見つめる壺を制作し、李はフランス・セーブルで「破壊と構築」をテーマに制作した作品を公開している。

 また、本展では環境への配慮の一環として、出展作家が可能な限り環境負荷の少ない素材による制作に取り組んだという。とりわけ大黒は、アクリル絵具の代わりに胡粉を用い、定着材には膠やラックニスなど天然由来の素材のみを使用した作品を展示している。