EXHIBITIONS

文字と円——COCO144の紙の作品、1980年代のプエルトリコ

LGSA by EIOS
2026.05.14 - 10.04
 LGSA by EIOSで「文字と円——COCO144の紙の作品、1980年代のプエルトリコ」が開催されている。会期は10月4日まで。

 COCO144(ロベルト・グアルティエリ)は1956年ニューヨーク生まれ。プエルトリコとイタリアをルーツとする。69年に活動を開始し、初期のステンシル技法の使用や、星やクラウンといったモチーフの考案、ドリップ表現の導入などを通じて、ライティングの可能性を刷新。70年代初頭には都市の全域にライティングをしたことを意味する「オールシティ」を達成。72年にはエアロゾル・ライティング作品を初めてギャラリーで発表したストリートライターのコレクティブ「United Graffiti Artists」の創設メンバーとなり、展示活動を通じてストリートと美術制度の関係をめぐる先行事例を築いた。また、70年代半ばにはアンドレア・ネッリによるライティング調査に同行し、研究書『Graffiti a New York』の刊行につながった。現在はニューヨークを拠点に活動している。

 ニューヨークのエアロゾル・ライティングの土台が築かれる過程において重要な役割を果たし、名前をかく行為を革新的な視覚言語へと昇華させた初期のストリートライターとして知られるCOCO144。本展は、日本におけるCOCO144の初個展となっている。

 今回の展示は、COCO144が1980年代にプエルトリコで過ごした時期に焦点を当てる。《LUNA AZUL》をはじめとする紙の作品を通じて、ライティングの論理に由来しながら、より継続的なフォルムへと移行する過程をたどる。

 50年以上にわたり発展を続けてきたCOCO144の仕事を、歴史的な意義と現在進行形の展開の両面から紹介する。