EXHIBITIONS

―虹の彼方に― 葉山有樹

2026.06.06 - 07.17

葉山有樹《有為転変図》

 そごう美術館で「―虹の彼方に― 葉山有樹」が開催される。

 葉山有樹は1961年佐賀県西松浦郡有田町生まれ。75年より有田の窯元で修行、制作を開始し、85年に「葉山有樹窯」を開窯した。肥前陶磁の伝統に根差した陶芸家であると同時に、小説や童話などを手がける著述家でもある。

 葉山は、さまざまな歴史・文化に根差した物語を執筆し、その後絵付けによって磁器に表現を行う。紋様、画題は古代メソポタミアやエジプト、中国、日本など多様な文明が参照され、またマンガ、アニメ、劇画といった現代のリアリティも投影される。近年は磁器絵付けに留まらず、その表現を空間にまで拡張し、大規模なインスタレーションにも取り組んでいる。

 本展では、新たなテーマを加味し三部構成で葉山の世界観を紹介。第1部は音楽より影響を受けた感性で描いた作品など、会場全体を作品化したインスタレーションの広がり、第2部では東西文化の融合をテーマとした作品群を展開する。第3部Ⅰでは、自然界と人類の共生をテーマとした作品群、第3部Ⅱでは四大文明を表現した作品と、歴史の回廊する展示構成となる。