EXHIBITIONS

伊万里・鍋島に映った四季ー和の意匠ー展

2026.04.03 - 06.21
 戸栗美術館で「伊万里・鍋島に映った四季ー和の意匠ー展」が開催されている。

 17世紀初頭に誕生した伊万里焼と、17世紀後半に本格的な焼造が開始された鍋島焼では、絵付けや造形に工夫が凝らされ、様々な意匠が表現された。なかでも、四季を彩る木々や草花、雄大な自然は頻出のモチーフとなっている。

 伊万里焼や鍋島焼の意匠は、中国の陶磁器や画譜などの影響を受けながらも、日本で愛好され発展した意匠も少なくない。とくに17世紀後半には、日本ならではの意匠の開拓が進み、絵画や文学、陶磁器や染織品などの工芸品、小袖雛形本、18世紀以降に増加する和刻の画譜や絵手本類など、多様なイメージ・ソースとの接点が見られる。世界的な歴史の流れや流行を反映しながら、伊万里焼・鍋島焼の和様の意匠は深化していった。

 本展では、和様の意匠に着目し、館蔵の伊万里焼と鍋島焼を展示。日本の四季や自然が表現された約80点を通して、伊万里焼、鍋島焼における意匠の展開を紹介する。