EXHIBITIONS

ラインハード・ポーズ「BILDER 1979-2024」

Untitled 2022 Oil and notepad on canvas 180.5 × 200 cm ©Reinhard Pods

 ファーガス・マカフリー東京で、ラインハード・ポーズによる個展「BILDER 1979-2024」が開催されている。

 ラインハード・ポーズは1951年ドイツ・ベルリン生まれ。1971年から77年にかけてベルリン美術大学で学んだのち、ニューヨーク・ロウアー・イーストサイドに滞在。78年に西ベルリンへ帰国し、ノイケルンとクロイツベルクの境界に拠点を構えた。70年代半ばからヨーロッパを中心に多数の展覧会を開催し、90年代半ば以降は公の展示から離れていたが、ギャラリー・マイケル・ハースでの個展以降、再び注目を集めている。ヴィラ・ロマーナ賞、ヴィラ・マッシーモ賞、ヴィル・グローマン賞、ベルリーニッシェ・ギャラリー フレート・ティーラー賞などの受賞歴を持つ。

 本展では、1979年から2025年のあいだに制作された15点の作品を展示。ポーズにとってアジアでの初個展となっている。1階スペースにあわせて、新たにオープンする地下ギャラリー・スペースで開催している。

 ポーズは、アルベルト・ウーレン、マーティン・キッペンベルガーらドイツ人作家、ジョイス・ペンサート、ドナルド・バチェラー、ジャン=ミシェル・バスキアらアメリカ人作家と同時代の潮流に属する。コンセプチュアリズム、ミニマリズムを離れ、高度な技術を排した表現的な絵画の手法を用い、ストリート・アート、ポップ・アート抽象表現主義の融合点とされるアーバン・エクスプレッショニズムを確立していった。近作では、抽象的な絵画を基調としながら、パステル調の油彩、水彩、スプレーペイントを用いた表現を展開している。

 展示室では、2023年制作のドキュメンタリー映画『ENIGMA PODS』(53分、マイケル・クラウス監督・プロデュース)を上映。また、展覧会ポスター、ポストカード、2025年Galerie Michael Haas(ベルリン)出版の書籍を販売している。