EXHIBITIONS
アンドレア・パラシュティ「除虫菊:蚊虻牛羊を走らす」
gallery 176で、アンドレア・パラシュティ(Andrea Palasti)の個展「除虫菊:蚊虻牛羊(ぶんぼうぎゅうよう)を走らす」が開催される。
本展では、セルビアのアーティスト、パラシュティが、2022年に大阪府で滞在制作した作品を展示する。パラシュティは、セルビアと日本との関係を調べる過程で、除虫菊の一種である「シロバナムシヨケギク」とその歴史に着目。ダルマチア地方で栽培されていたこの植物が日本に渡り、蚊取り線香の原料となった経緯や、19世紀に世界的な重要性を獲得した背景について、美術史家、詩人、アーティスト、科学者などとの対話を通して制作を進めている。
本作は、自然科学、社会科学、人文科学、芸術の領域を横断し、植物学者、生態学者、歴史家、人類学者、政治家、作家、花を育てる地域の人びと、さらに昆虫やほかの植物、土や太陽など多様な存在を巻き込みながら展開してきたプロジェクトである。展示タイトルにもある「蚊虻牛羊を走らす」ということわざを手がかりに、本展では、小さな花が人間を含む多様な生命と交錯してきた軌跡を、生態系、経済、芸術、科学、文化といった視点から扱う作品群を紹介する。
本展では、セルビアのアーティスト、パラシュティが、2022年に大阪府で滞在制作した作品を展示する。パラシュティは、セルビアと日本との関係を調べる過程で、除虫菊の一種である「シロバナムシヨケギク」とその歴史に着目。ダルマチア地方で栽培されていたこの植物が日本に渡り、蚊取り線香の原料となった経緯や、19世紀に世界的な重要性を獲得した背景について、美術史家、詩人、アーティスト、科学者などとの対話を通して制作を進めている。
本作は、自然科学、社会科学、人文科学、芸術の領域を横断し、植物学者、生態学者、歴史家、人類学者、政治家、作家、花を育てる地域の人びと、さらに昆虫やほかの植物、土や太陽など多様な存在を巻き込みながら展開してきたプロジェクトである。展示タイトルにもある「蚊虻牛羊を走らす」ということわざを手がかりに、本展では、小さな花が人間を含む多様な生命と交錯してきた軌跡を、生態系、経済、芸術、科学、文化といった視点から扱う作品群を紹介する。

