EXHIBITIONS
中川晶子「川辺のイヴェラ」
あをば荘で、中川晶子による個展「川辺のイヴェラ」が開催されている。
中川晶子は1989年広島市生まれ。2013年に広島市立大学芸術学部デザイン工芸科現代表現領域を卒業。現在、広島市在住。子供を育て平日は働きながら、美術の活動を行なっている。作品は、実生活と密接に同調しているという。学生の時は幼少期からの記憶を、結婚してからは家庭や子育てなどの経験から得た社会への違和をもとに、生きるうえで「不思議」と感じたことを表現の軸に据える。
以下、本展の展覧会ステートメントとなる。
「広島市街地での暮らしのそばには、つねに川が流れている。幼い頃から、京橋川を望む風景の中で暮らしてきた。穏やかな流れの両岸には緑豊かに整えられた植樹があり、晴れた日には川面がキラキラと輝き、美しい。しかし、広島市内の川を想うとき、歴史的な出来事に付随した情景がつきまとうからだろうか。いつしか現実の川に重なるようにして、過去の(あるいは架空の)川の姿も同時に浮かんでくるようになった。その川は、夢にも頻繁に現れた。自らが選ばなかったこと、どうしようもなく時が過ぎながらも考え続けていたこと。それらが心象風景の川となり、立ち現れているような気がしている。内面化された川は、次第に、此岸と彼岸の境目を無くしていった」(展覧会ウェブサイトより)。
本展では、過去と現在、生活と夢想、「あちらとこちら」の狭間の象徴としての川を軸に、音声やドローイング、テキストを用いたインスタレーションが創出された。
中川晶子は1989年広島市生まれ。2013年に広島市立大学芸術学部デザイン工芸科現代表現領域を卒業。現在、広島市在住。子供を育て平日は働きながら、美術の活動を行なっている。作品は、実生活と密接に同調しているという。学生の時は幼少期からの記憶を、結婚してからは家庭や子育てなどの経験から得た社会への違和をもとに、生きるうえで「不思議」と感じたことを表現の軸に据える。
以下、本展の展覧会ステートメントとなる。
「広島市街地での暮らしのそばには、つねに川が流れている。幼い頃から、京橋川を望む風景の中で暮らしてきた。穏やかな流れの両岸には緑豊かに整えられた植樹があり、晴れた日には川面がキラキラと輝き、美しい。しかし、広島市内の川を想うとき、歴史的な出来事に付随した情景がつきまとうからだろうか。いつしか現実の川に重なるようにして、過去の(あるいは架空の)川の姿も同時に浮かんでくるようになった。その川は、夢にも頻繁に現れた。自らが選ばなかったこと、どうしようもなく時が過ぎながらも考え続けていたこと。それらが心象風景の川となり、立ち現れているような気がしている。内面化された川は、次第に、此岸と彼岸の境目を無くしていった」(展覧会ウェブサイトより)。
本展では、過去と現在、生活と夢想、「あちらとこちら」の狭間の象徴としての川を軸に、音声やドローイング、テキストを用いたインスタレーションが創出された。

