EXHIBITIONS
はじまりの感覚
アーツ前橋で芸術の鑑賞体験に焦点を当てた企画展「はじまりの感覚」が開催される。
芸術作品を鑑賞するという行為は、多くの場合「みる」ことが基本となる。しかし、鑑賞することは視覚だけで感じるものではない。それぞれが異なる背丈、視力、身体で鑑賞しており、実際には目で「みる」だけでなく、耳で「きく」、手で「さわる」、足で「あるく」、ときには「すわる」といった多様な行為がつながって鑑賞していることに気がつく。本展は、アーツ前橋と交流のあるアーティスト、三輪途道、山極満博、山城大督の協力を得て「鑑賞体験」や「感覚」について意見をかさねて企画された。
山城が手がける展示空間では、オブジェクトが点在するなかに映像作品が映し出され、打楽器や鐘の音、ハミングや歌声が響き渡る。この作品は、音に色を感じたり、かたちに味を感じたりする「共感覚」をテーマにしている。
詩人である谷川俊太郎の詩と彫刻家、三輪途道の作品からなる詩画集『かべとじめん』を、視覚に障がいのある人にも楽しんでいただけるよう、三輪の原画を触れて鑑賞できる「触察板」を制作。みえる方は文章を読みながら、みえない方は読み上げられる言葉に耳を傾けながら、指先でゆっくり触れることで作品を感じることができるという。
芸術作品を鑑賞するという行為は、多くの場合「みる」ことが基本となる。しかし、鑑賞することは視覚だけで感じるものではない。それぞれが異なる背丈、視力、身体で鑑賞しており、実際には目で「みる」だけでなく、耳で「きく」、手で「さわる」、足で「あるく」、ときには「すわる」といった多様な行為がつながって鑑賞していることに気がつく。本展は、アーツ前橋と交流のあるアーティスト、三輪途道、山極満博、山城大督の協力を得て「鑑賞体験」や「感覚」について意見をかさねて企画された。
山城が手がける展示空間では、オブジェクトが点在するなかに映像作品が映し出され、打楽器や鐘の音、ハミングや歌声が響き渡る。この作品は、音に色を感じたり、かたちに味を感じたりする「共感覚」をテーマにしている。
詩人である谷川俊太郎の詩と彫刻家、三輪途道の作品からなる詩画集『かべとじめん』を、視覚に障がいのある人にも楽しんでいただけるよう、三輪の原画を触れて鑑賞できる「触察板」を制作。みえる方は文章を読みながら、みえない方は読み上げられる言葉に耳を傾けながら、指先でゆっくり触れることで作品を感じることができるという。