アジュール　ロッテ・ライオンの彫刻

　OBG eu.で「アジュール　ロッテ・ライオンの彫刻」が開催されている。

　ロッテ・ライオンは、彫刻、写真、ドローイング、壁画など様々な技法から、物事の構造と表層、鑑賞者のあいだにあるずれ、ままならなさを探求する彫刻家だ。軽量で可変的、そして身近な材料からつくられるライオンの作品は、重さや持続性といった彫刻の古典的な性質に疑問を投げかける。

　本展では、日常性を強く意識させる木とニットの作品を展示。どちらも色とパターンに変化があり、色やテクスチャーの楽しさ、使用という概念、作品相互や作品と鑑賞者との関係など、豊かな関係性に触れてみてほしい。