EXHIBITIONS
⾕中佑輔 弔いの選択
十和田市現代美術館で「谷中佑輔 弔いの選択」が開催される。
谷中佑輔は1988年⼤阪府⽣まれ。2012年に京都市⽴芸術⼤学美術学部彫刻専攻を卒業し、14年に京都市⽴芸術⼤学⼤学院美術研究科彫刻専攻を修了した。現在はドイツ、ベルリンを拠点に、彫刻とダンスをおもな表現形式として作品制作を⾏い、展覧会や舞台公演を横断しながら作品を発表している。
谷中は、⼈間の⾝体を⾃律したものではなく周囲からの影響を受ける存在としてとらえ、環境や他者との関係性のなかで⾝体がどのように現れうるかについて、彫刻やダンス、パフォーマンスなどの領域を横断しながら表現してきた。美術館での初個展となる本展では、⽼いや病気、怪我、障害といったすべての⾝体が本質的にはらむ脆弱性と、それを克服しようと⽇々進化する医療技術が、人々に抱かせる欲望や儚い希望、また必ずしも思い通りにならない脆さを抱えながら⽣きることなどについて考察し、新作のインスタレーションや彫刻、映像インスタレーション、パフォーマンスを発表する。
展覧会タイトルの「弔い」という⾔葉には、時とともに怪我や病気、⽼化、死によって不可避的に失われていく⾝体の機能に対して、人々がどのようにその喪失と向きあいながら⽣きていくことができるのかという問いが込められている。健康な⼈もそうでない⼈も、誰もが囚われているこの不確かで不安定な⾝体について、あらためて⾒つめ直す展覧会となるだろう。
谷中佑輔は1988年⼤阪府⽣まれ。2012年に京都市⽴芸術⼤学美術学部彫刻専攻を卒業し、14年に京都市⽴芸術⼤学⼤学院美術研究科彫刻専攻を修了した。現在はドイツ、ベルリンを拠点に、彫刻とダンスをおもな表現形式として作品制作を⾏い、展覧会や舞台公演を横断しながら作品を発表している。
谷中は、⼈間の⾝体を⾃律したものではなく周囲からの影響を受ける存在としてとらえ、環境や他者との関係性のなかで⾝体がどのように現れうるかについて、彫刻やダンス、パフォーマンスなどの領域を横断しながら表現してきた。美術館での初個展となる本展では、⽼いや病気、怪我、障害といったすべての⾝体が本質的にはらむ脆弱性と、それを克服しようと⽇々進化する医療技術が、人々に抱かせる欲望や儚い希望、また必ずしも思い通りにならない脆さを抱えながら⽣きることなどについて考察し、新作のインスタレーションや彫刻、映像インスタレーション、パフォーマンスを発表する。
展覧会タイトルの「弔い」という⾔葉には、時とともに怪我や病気、⽼化、死によって不可避的に失われていく⾝体の機能に対して、人々がどのようにその喪失と向きあいながら⽣きていくことができるのかという問いが込められている。健康な⼈もそうでない⼈も、誰もが囚われているこの不確かで不安定な⾝体について、あらためて⾒つめ直す展覧会となるだろう。