EXHIBITIONS

城下浩伺&みふく「空間へのドローイング」

Hitoto
2024.11.09 - 11.23

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 hitotoで、城下浩伺とみふくによる展示「空間へのドローイング」が開催されている。

 本展は、美術作家の城下と、XRクリエイター みふくの協働により、美術とXRの融合を通じて視覚芸術の未来を拓く試み。

 城下は、ペンと墨という古典的なメディウムを用い細密な線の表現で画面を構成する「Completely Untitled」シリーズ(2005〜)や、絵画と写真の境界を問う「PICTURE」シリーズ(2020〜)、SNSに現れる読み込み完了前のぼやけた写真や、映画や動画の1シーンに映り込んだピンボケ背景などのぼけ画像を元に描く「FOCUS」シリーズ(2020〜)など、一貫して「絵画の本質」を探求の対象にしてきた美術作家。2021年より取り組んでいる「空間へのドローイング」シリーズでは、VR機器をメディウムとして扱い、空間自体を支持体として描く事によって、伝統的な平面に閉じ込められた「描く」行為に新しい身体性と立体性をもたらしている。

 みふくはマルセル・デュシャンをVRの観点から捉え直した作品「Given:Marcel Duchamp」(2022)など、既存の美術の文脈とXR表現の接続に主眼を置くクリエイター。

 城下が描いたドローイングはみふくによって再構築され、VR、AR、および平面表現を含む複数のフォーマットへと転換される。本展では「空間へのドローイング」をVRを用いたインスタレーションとして発表。