カラーダンシング?! ―13歳が選んだ時をかけるアートたち

　高松市美術館で、キュレたま2024企画「カラーダンシング?! ―13歳が選んだ時をかけるアートたち」が開催されている。

　本展は、2024年の春に公募によって集まった中学生で構成されるキュレーター（学芸員）のたまご（略して「キュレたま」）の企画による展覧会だ。2018年以来、3年に1度のペースで開催し、今回は3回目となる。全5回のプログラムを通して、美術館の役割やキュレーターの仕事、美術作品のことを学び、それぞれが気に入った作品を選びながら、テーマの設定や出品作品の選定、展示方法の検討などを行った。

　今回は、高松市美術館の約1700点の作品から、19作家28点を7人のキュレたまたちが選出。奈良美智による不思議な表情の少女が描かれた大作《Milky Lake》やビビッドな色使いで細部まで細かく描かれた、できやよいによる《カッペリ》などバラエティ豊かなラインナップで紹介。

　タイトルの「カラーダンシング?!」は、現代アート作品の色鮮やかさや表現の自由さをヒントにして考えたとのこと。鮮やかな色彩で踊るように表現された「？」や「！」をくれる作品たちを、現代を生きる「13歳」によるキュレーションで楽しんでほしい。