WANTO「逃れられない試合と新たな武器」

　成山画廊で、グラフィティーライター・WANTOによる個展「逃れられない試合と新たな武器」が開催されている。

　キャンバスに見立てた鉄板には新しい詩のかたち、文字の作品や現在地の様子が描かれている。また、Throw Up Manと呼ばれるWANTOのキャラクターを初めてソフトビニールで立体化し、ハンドペイントで仕上げた。本展では、凝った彩色の成山画廊バージョンを見ることができる。

　本展に寄せて、WANTOは次のように述べている。

「私の目に映る場所、匂い、色、雰囲気、カタチ、思いや想像を油絵、詩や歌にした。いまを切り取った儚い記録の様なものになります。その絵の場所は実際に存在する場所からなり、これからも変化しながら何か続いていくであろう」（展覧会ウェブサイトより）。