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田頭真理子 写真展「第九のきせき 2024 "Visible An die Freude"2024 White Hands Chorus NIPPON & Mariko Tagashira」

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 キヤノンオープンギャラリー1で、田頭真理子による写真展「第九のきせき 2024 "Visible An die Freude" 2024 White Hands Chorus NIPPON & Mariko
Tagashira」が開催されている。

 本展は、ホワイトハンドコーラスNIPPONと写真家 田頭真理子のコラボレーションによる写真展。ホワイトハンドコーラスNIPPONは、ろう者、難聴、全盲、弱視、車いすユーザーなど、多様な背景や特徴を持つ子どもたちが所属しているインクルーシブな合唱団だ。

 本展では、光るライトを入れた手袋を着用したホワイトハンドコーラスNIPPONのメンバーが、手歌でベートーヴェンの交響曲第九番の「An Die Freude(歓喜の歌)」を表現し、写真家の田頭真理子がその光の軌跡を撮影した作品を展示している。

 本展は、田頭とホワイトハンドコーラスNIPPONの芸術監督を務める声楽家のコロンえりかが「触って分かる写真」など視覚以外でも第九を楽しめるよう計画。手の動きの軌跡を隆起印刷で表現することで、視覚に障がいがある人もない人もインクルーシブに写真を鑑賞できる、「音楽は聞こえないと楽しめない」という概念を覆す写真展となっている。